社会新報 山口県版
    第94号  2009年6月


  組織の強化拡大を進め総選挙を勝利しよう!
     =社民党山口県連合第15回定期大会を開催=

 社会民主党山口県連合は6月6日、山口市小郡ふれあいセンターにおいて第15回定期大会を開催しました。
 議長に古屋雅忠氏(山口支部)を選出し、佐々木明美代表があいさつ、続いて連合山口の中野会長をはじめ、5名の来賓の方々より激励のあいさつをいただき、衆議院選挙広島1区選挙区(比例重複)の予定候補・上村好輝さんより決意表明がありました。(来賓の方々のあいさつ要旨は下記のとおり)
 続いて山本幹事長から前年大会以降今日までの党務報告が、山下進幹事から08年会計決算報告がなされ、質疑の後それぞれ承認されました。
 午後の冒頭、社民党中国ブロック協議会議長・金子哲夫さんの「現在の政治情勢と総選挙への課題」と題する講演が行われました。
 その後、山口県連合09年運動方針案が提案され、活発な補強意見が出された後、予算と共に満場一致承認されました。
 続いて大会宣言を承認。佐々木明美代表の決意表明の後、大会参加者全員で「ガンバロー」を三唱して終了しました。


佐々木明美 山口県連合代表挨拶 (要旨)
 最近高齢者の悲惨な死亡事故が多発している。これは小泉内閣以来の負の遺産であり、歴代の自公内閣が引き継いできたもので、国民にとって最も大切な安全・安心の社会がずたずたにされた。これを引きずる麻生自公内閣を倒さなくてはならない。
 北朝鮮の核実験は許せないが、これに便乗して憲法9条をゆさぶる危険な発言が出ている。憲法9条で守られている平和。25条で守らなければならない人権・生活と社会保障を確実なものとするために、社民党の役割は大きい。県民にしっかり訴え総選挙で勝利しよう。

2008年・2009年 山口県連合 役員
 


代 表
副代表
 同
幹事長
副幹事長
 同
幹 事 
 同


佐々木 明 美
山 下 隆 夫
小 林 雄 二
山 本   宏
岡 村 正 治
宮 本 輝 男
山 下   進
松 江 和 男

幹 事
 同
監 査
 同
規律委員
 同

顧 問

尾 山 信 義
原 田   正
兼 近 一 男
新 田 悦 三
柳 沢 敏 章
平 岩 泰 知

青 木 岩 夫




来賓挨拶(要旨)
   
連合山口 中野会長
 連合中央の決起集会で、社民党の福島党首が「憲法を中心に命を大切にする政治にしなければならない」と訴えておられ感動した。麻生内閣は「景気を良くするために」として補正予算を組んだが、今まで官僚の中で暖められていたものを出したに過ぎない。
 連合は生活闘争を軸に、労働者の役に立つ運動を進めていく。。

山口県平和運動フォーラム 岡本議長
  厳しい状況の中で、原則的な運動を続けておられる社民党に敬意を表します。運動方針を見せていただくと、平和憲法を守る運動、原水禁・上関原発反対運動、岩国基地機能強化反対運動、日朝国交回復など、同じ立場での運動を続けておられ、親近感が沸く。
 社民党の正しい主張が大きく広がるよう、がんばってほしい。

部落解放同盟山口県連合会 川口書記次長
  反戦平和、人権確立の運動を中心に進めている。足利事件で無実の人が17年間も逮捕拘留され、ようやく先日「無実」が証明されたが、同様の狭 山事件の石川さんはまだ拘留されている。人権教育が広がる中で「差別はもう終わったのでは」との声が出るが、結婚差別はまだ残っている。7月9・10日に山口県スポーツ文化センターで「部落解放・人権西日本講座」が開かれるので、多数参加して下さい。



がんばれ社民党山口の会 山田会長
  完全失業者数が350万人にもなるが、麻生総理はこのことには全く目を向けようとしない。社民党が議席をふやし、働く人や弱者に光を当てる政治の中心になるよう頑張ってほしい。


社民党中国ブロック代表 金子議長
 総選挙が間近に迫った。中国5県で候補者擁立作業を進めたが、最終的に広島1区の上村候補が比例との重複立候補として闘うことになった。中国5県で30万票を超える比例票を獲得しよう。あと100日。全力で勝利に向けた運動を強化しよう。

広島1区衆議院議員選挙予定候補(比例重複) 
                上村好輝さん

 全水道組合員から社会党広島県の書記・社民党広島県連合役員を経て、広島1区予定候補として毎日選挙運動に打ち込んでいる。
 「明日の天気は変えられないが、明日の政治は変えられる」との福島党首の言葉の意味をしっかりとかみしめて、がんばり抜きます。




農民組合準備会について 支部からの報告
 2008年党務報告を補強する意味で、萩市須佐地区で進められている農民組合づくりについて、直轄支部より特別報告がありました。

 農山村で暮らす人々の生活は苦しく、憲法25条で保証された生活など程遠いものだ。
 日本の農民が作った安全で安心できる米を食べて欲しい。そのために米作りの農民と消費者である労働者との団結が必要だ。県庁に行くと「住み良さ日本一の山口県」と書いてあるが、「具体的にどうするのか」と県職員に聞いても誰も答えない。
 その中で、農民が生きていける道を自ら見い出すために農民組合づくりを始めた。その運動を通じて社民党をも強くしたい。そんな気持ちで運動を進めている。

09運動方針に対する補強意見
 代議員からの運動方針に対する質疑・補強意見を紹介します。

 @先般の街宣活動は効果的であった。今後も適時行って欲しい。支部も全面協力する。 A党員拡大は大切だが、一気に党員拡大が困難な場合、協力党員でも受け入れて欲しい。 B岩国市街地は、ポスター貼りが困難。貼る場所を探して欲しい。【玖珂】
 @告示までに再度県内一巡の「駅伝街宣」を行う。 A新規協力党員も歓迎する。 Bポスター貼りの場所は県連合からも探す。

 中電は防犯灯の玉切れを無料で行っているが、「2001年より自治会から電気工事店に頼んでほしい」と言って来た。自治会の負担が増える。組織的な反対運動を起こせないか。【防府】
・電力会社、自治体などで現状に差がある。実情を調査し何らかの運動が必要。【下関】
 自治会毎に反対決議を積み上げて中電に撤回要求を起こす運動を広げよう。

 @政権交代の期待は広がるが、社民党に対する期待は広がっていない。国民の心に響く政策が必要だ。 A農業従事者に対する所得補償について明確にできないか。 B農民組合の目指す方向を明確にすると支持が広がるのではないか。【下関】
 @A全国連合にも要請する。 Bについては山間部農家の収入は、一日3千円程度の収入では生活ができない。山や田など財産があると生活保護も受けられない。山・田を買ってくれる者もない。そうした状況下でなんとか農業を続ける手立てを見つけたい。【直轄支部】

 社民党の政策をインターネットで公表すれば多くの人々に読んでもらえる。法律相談も、もっと広がるのではないか。【新南陽】
 インターネットの活用は全国連合とも協力して進めたい。法律相談は、主として社民党議員との絆を強める為に設置しており、無原則な窓口拡大は検討を要する。

 山陽小野田市議選が9月に行われる。現職の尾山候補が出馬するが、県連合全体で支援をお願いしたい。他地区でも自治体議員を増やす努力が必要だ。【小野田】
 議員選挙には最大限の支援を行う。議員を増やすことは最も大切なことで、候補擁立に向けて、全党員・全組織で努力したい。


社民党山口県連合第15回定期大会 大会宣言 (要旨)
  ブッシュに替わったオバマ大統領は、一気に戦争政策を変える様子はないが、「核兵器を使用した唯一の国として行動すべき道義的責任があり、核のない世界を追求する」と発言し、「核兵器廃絶」を訴え続けた世界中の人々に共感を与えた。
 麻生内閣は小泉構造改革路線をひきずり、働く人々の職場と生活は極度に悪化し、格差と貧困が広がり、社会保障・人権・医療・福祉の現場は年々厳しくなっている。
  山口県内では、岩国基地への空母艦載機部隊移駐計画には、多くの市民が反対しており、愛宕山開発地への米軍住宅建設計画には、自治会を中心にした反対運動が起こっている。中国電力は、祝島を中心とする住民や漁業関係者の強い反対を押し切り、上関原発建設計画を強引に推し進めており、山口県は現地の埋め立て許可を出しました。
 こうした県民無視の政策には、県民と共に反対運動を強めていきます。私たちは、平和憲法と福祉を葬り去ろうとしている自公政権に替わり、平和憲法を守り人間らしく生き、働ける「希望と社会」を作るために:、総選挙でがんばります。
 広島1区の上村好輝候補の勝利と、全国で二桁の議席獲得を目指し、闘い抜くことを誓う。
 そのために、ただちに準備にとりかかろう。
      2009年6月6日   
                              社会民主党山口県連合第15回定期大会 





がんばれ社民党山口の会 =第10回総会を開催=


 がんばれ社民党山口の会は6月14日、山口市小郡ふれあいセンターで第10回総会を開催し、会員などおよそ30人が参加した。
 役員を代表して山田会長があいさつ。続いて来賓が紹介され、衆議院選挙広島1区予定候補の上村好輝さん、がんばれ社民党中国ブロック後藤事務局長、山口2区平岡衆議院議員代理の田村さん、社民党山口県連合佐々木代表などが激励のあいさつをおこなった。
 党県連合幹事長が最近の状況報告を行った後、議事に入り、2008年活動報告および財政報告を承認し、続いて2009年活動方針および予算(案)が提案され、討議の末、@総選挙での社民党2桁当選。A高齢者をとりまく環境の改善。B戦争体験者としての後世への伝承。Cそのための組織の強化と拡大。などを中心に取り組む方針が決定された。
  役員任期は2年のため、今年の改選は無く、次の三役を中心に今年も活動が継続されます。
     会長  山田 修策     副会長  安達 健治     事務局長 福田 冨香






山口県上関町の原発建設計画中止を求める
        全国署名にご協力をお願いします

 山口県上関町で進められている中国電力の上関原発建設計画が持ち上がってから今年で28年になります。
  この間、上関町民を中心に根強い反対運動が続き、これまで建設着工を阻んで来ました。また、国内でも各所の原発で様々な事故が 多発しており、原発に対する国民の不安は高まるばかりです。
  にもかかわらず昨年、山口県は中国電力に対し「建設許可」を出し、今年から来年にかけて上関原発建設に向けた動きが活発化する ことが予想されます。それに対して、一段と反対運動を強めるために「上関の原発建設中止!を求める署名」活動が開始されました。
  多くの皆さんの署名を得て、その願いを国や事業者にしっかりと伝え、「上関原発建設計画中止」に結び付けていきます。
  署名用紙やリーフレットも作成しました。
  祝島島民の会ホームページをご覧下さい。
         http://shimabito.net/







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