社会新報 山口県版
    第106号  2011年8月

脱原発・自然エネルギー社会を実現します!
   
=社民党山口県連合第17回定期大会を開催=
上関原発建設計画の白紙撤回を求め運動の強化を確認

 社民党山口県連合は7月24日、山口市小郡ふれあいセンターにおいて、第17回定期大会を開催しました。
 議長に森永氏(下関支部)を選出し、佐々木明美代表が挨拶。続いて来賓の連合山口の杉本会長をはじめ、5名の方々より激励のご挨拶をいただきました。また、社民党中国ブロックを代表して、金子哲夫議長より、「上関原発建設反対運動をはじめ、組織強化の運動を進めよう」との要請がありました。
 
続いて山本幹事長から、前年度の党務報告が、山下進幹事から会計報告がなされ、質疑の後、それぞれ承認されました。
 続いて2011年運動方針案が提案され、活発な意見が出された後、予算と共に満場一致承認されました。
 大会宣言を承認の後、今年は役員改選が無く、前年の役員がそのまま継続する事を確認し、小林副代表の締めくくり挨拶で、大会を終わりました。
 大会終了後は脱原発学習会に移り、服部良一衆議院議員を迎え、「脱原発・アクションプログラム」についての説明を熱心に聞き入りました。
 質問も沢山出るなど、熱のこもった説明と、さらに深いところを聞こうとする党員の熱意が表れていました。
 最後に全員で「ガンバロー」を三唱して締めくくりました。

佐々木明美 山口県連合代表挨拶 (要旨)
 東日本大震災、そして福島原発被害を受け、「挙国一致で国難を乗り越えよう」との掛け声が聞こえるが、かっての時代を連想させる。
 そのドサクサの中で、憲法に手を付けようとする危険性も感じる。憲法がしっかりと生活の中に息づくことが大切だ。
 30年前から、上関原発を阻止する闘いを続けてきたが、この運動の正しさが多くの県民意識の中で実証されてきた。
 6月は県内の県議会も市・町議会も原発議会となった。にもかかわらず、二井知事は全く主体性を欠いている。菅総理は、自分の延命策として「脱原発」を言い始めた。
 岩国基地の再編計画と上関原発建設。この二大国策を完全に阻止するために、党員をふやし議員をふやす運動を進めよう。

   来賓挨拶を頂いた方々

   ◆連合山口         杉山郁夫会長    
   ◆山口県平和運動フォーラム 岡本博之議長
   ◆山口県労働者福祉協議会  中野 威会長  
   ◆部落解放同盟山口県連合会 川口泰司書記次長 
   ◆がんばれ社民党山口の会  福田冨香会長       
   ◆社民党中国ブロック協議会 金子哲夫議長
 

社民党 福島みずほ党首のメッセージ
 東日本大震災発生の直後から、山口県連合の皆様はいち早く東北各県へ支援物資の提供などに取り組み、復興対策のために奮闘された方々の努力に敬意を表します。
 併せて、上関原発建設中止運動では、全党挙げての取り組みや、周南市を皮切りに各市議会や県議会で意見書決議を稔らせ、広範な県民活動に広げられたことに対し、連帯のメッセージを送ります。
  社民党は一貫して原発の危険性を指摘し、脱原発政策への転換を目指してきました。国民のいのちと健康を守るために、社民党が中心になった「脱原発運動」の大きなうねりを興こさなくてはなりません。そのために「脱原発・アクションプログラム」を作成し、2050年までに全ての原発を停止し、再生エネルギー中心の社会を築くため、多くの人々と共に行動を起こしましょう。
  そのためには、山口県連合の役割は大きなものがあります。共にがんばりましょう。


大 会 宣 言 (要旨)
 鳩山政権から菅政権へと目まぐるしく変わったが、沖縄の米軍基地問題は進展せず、勤労国民を取り巻く環境は全く変化がありません。菅内閣に対する不信任案が野党から出され、民主党内からも賛成者や欠席者が出るなど、派閥抗争が激しくなっている。
  3・11東日本大震災が起こり、これに起因して福島第一原発が大事故を起こし、周辺住民は強制避難を強いられ、いまだに放射能漏れはおさまらず、住民の生活不安は増大するばかりです。原発事故は天災ではなく人災であり、人間にとって放射能は制御できないことが証明された。「原発に頼らない町づくり」を主張してきた祝島の人たちを応援しなくてはなりません。
  改憲に反対し、岩国基地の縮小・撤去、「脱原発アクションプログラム」に基づく原発の廃止と再生可能なエネルギー開発を進めるために、全力でガンバロー。
      2011年7月24日   
                              社会民主党山口県連合第17回定期大会 




 

社民党自治体議員団全国会議  
   
定例総会と夏季研修会が、山口市で開催されます

   日  時  2011年8月26日(金)15時〜8月28日(日)12時
   開催場所  山口市湯田温泉「ホテル ニュータナカ」

  詳細スケジュール

    26日(金)15:00 総会開会(全国連合からは福島みずほ党首が挨拶を、
                  山口県連合からは佐々木明美代表が歓迎のあいさつをします。)
           18:00 懇親会
    27日(土) 9:00 研修会
               【第1講座】『原発事故問題と今後のエネルギー政策の方向性』
                  講師=松原弘直氏(環境エネルギー政策研修所理事・主席研修員)
               【第2講座】『社民党・脱原発アクションプログラム』
                  講師=服部良一衆議院議員(社民党脱原発プロジェクトチーム事務局長)
               【第3講座】『分散会』3つの分散会に別れ、議会活動・住民活動・
                       後援会活動などの経験報告、なやみ、提言などの交流をおこなう。
    28日(日) 9:00 研修会
               【第4講座】『分散会報告』(全体会議)
           12:00 散会


  上関原発建設反対
    長崎から広島から上関へのキャラバン日程
 

 上関原発建設反対を訴え、長崎から、広島から、反原発キャラバンとデモ行進がおこなわれます。
 山口県内のコースは次のとおりです。

 長崎コース・山口県内行程
8月25日(木)

26日(金)


27日(土)


28日(日)
12:00〜 
17:00〜 
9:00〜 
12:30〜 
17:30〜 
9:00〜 
16:00〜 
17:00〜 
10:00〜 
 デモ行進(下関市役所前〜海峡ゆめタウン)以降街宣
 デモ行進(山陽小野田市役所前〜市内) 以降街宣
 街宣(宇部市内〜阿知須〜厚狭〜美祢市)
 デモ行進(美祢市役所前〜市内)小郡経由山口市内街宣
 デモ行進(山口県庁前〜商店街〜山口市役所前)
 街宣(山口市内〜防府市〜周南市)
 デモ行進(光市役所〜冠山総合公園)
 街宣(光市〜田布施町〜平生町〜柳井市)
 デモ行進(柳井市民球場〜映山)平生町〜上関町 街宣

 
 広島コース
26日(金)・27日(土)
28日(日)
街宣 広島市平和公園発〜岩国市〜柳井市
長崎コースと合流



  8・28さようなら・上関原発全国集会に参加しよう
 3・11福島第一原発の大事故以降、上関原発建設工事は中止されたままです。
 福島県内はもちろん、東日本全域にわたり放射能被害が多発している状況の中で、国民の脱原発意識も高まり、日本の原発政策そのものが見直しを求められている状況です。
 そうした中で、上関原発建設計画の白紙撤回を求める全国集会が、下記のとおり開催されます。

  日 時  2011年8月28日(日)13:00〜15:30
  場 所  山口県熊毛郡上関町室津(室津埋め立て地)
    主 催  原発に反対する上関町民の会 ・ 上関原発を建てさせない祝島島民の会
          原水爆禁止山口県民の会 ・ 長島の自然を守る会

               多数の参加をお願いします。

パンフレット「脱原発アクションプログラム」を販売中
定価 200円  

いのちと地球 持続可能な社会をこどもたちへ













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