社会新報 山口県版
    第111号  2012年7月
 
1947年5月3日に 日本国憲法が施行されてから65年。
地元山口で開催の「護憲大会」を成功させよう!
主権在民、平和主義、基本的人権の尊重を掲げた日本国憲法は、
この65年間、私たちが進むべき方向を示してきました。

山口市で開催の護憲大会を成功させるため

出席者の確保など全党員が汗をかこう!

11月9日(金)13:00〜17:00のメイン大会の全体規模は2500名で、
その内 1200名は引き受けの山口県での集結が求められている。

スポーツ文化センターアリーナに大集結しよう!




7・14平和憲法ネットワーク・やまぐち第8回総会、記念講演会報告
      一歩踏み込んだ「原発廃絶」への提案と       
                西山太吉氏 (元毎日新聞記者) の迫力ある講演

  総会の開会あいさつで、共同代表の纐纈厚(山口大学副学長)さんは、
 「憲法改悪がにぎにぎしかった情勢を受け発足した会も 8回目を迎えた。第8回総会の運動方針は、上関原発計画について従前は『中止・凍結』と言っていたが、一歩踏み込んで『廃絶へ』と提案した。」
と論理的かつ力強く挨拶した。
  役員改選で、共同代表に佐々木社民党山口代表が留任し、事務局長に中嶋社民党山口幹事長が新任された。

  続いて、(沖縄密約を暴露し、国家公務員法違反として処分された経験を持つ)毎日新聞元記者の西山太吉さんが、「沖縄返還から40年、この国は変われたのか」と題して講演した。
  日本の政治の根幹は日米同盟にあると指摘。日米安保条約を検証すると、アメリカの言いなりに変節してしまっている。かっての「専守防衛」の自衛隊は消滅し、アメリカ軍の世界戦略に組み込まれた危険な自衛隊に変質してしまった。そこには憲法 9条の理念は無い。憲法違反の情報は秘匿されているので国民は未だ気づいていないのだと強調された。
  そして、特に秘密保全法を制定しようとする策動に大きな懸念を語られたことが強烈に印象に残りました。(この秘密保全法の恐ろしさを一番知っている人なのでしょう。厳しい体験をされたせいか、講演会後の懇談会でも熱く話された。)
  西山さんは、「イデオロギーで話したことはない。事実を並べて述べているだけだ。」とも話されましたが、とにかく迫力がありました。

秘密保全法についての詳細は、日弁連のホームページを参照してください。
 


西山氏講演内容要旨
民衆の無関心と無知のなかで、原発再稼働もオスプレイ配備も進行している
「原発もオスプレイ」も情報は隠される
もっと情報公開を!「秘密保全法」に警戒を強め反対しよう!


  裁判所や当事の外務省幹部が今になってやっと「密約があった」と認めるようになったのに、今の外交担当者はまだ、「密約はなかった」と主張している。そして「密約がなかった」と主張する者が、自公政権ばかりか、今の民主党政権においても内閣官房の外交責任者となって機密情報を流出させた国家公務員への罰則を強化する「秘密保全法」を作ろうとしている日本の現実がある。
 今でも外交の情報は全く提供されていない。重要な情報は、政府のほうから決して流さない。あらゆる手段・方法を駆使しなければ正しい情報を掴むことができない。政府はこれに対して妨害をするのが、今の日本の現実である。
  政権交代には、すごく期待した。それは「日米同盟を検証し、言うべきことは言う」そして「情報公開を徹底」すると言った二点からだが、民主党政権は政権交代前よりも後退してしまった。政権交代は失敗した。もっと監視して、権力に対して声を上げる必要がある。
 欧米に比べて、日本の国民は外交などに対して極めて関心が薄い。もっと関心をもって下から政府を揺り動かしてほしい。沖縄の現実を知ってほしい。






オスプレイの岩国基地・普天間基地配備と
全国運用の撤回を求める行動を展開


6月11日

6月13日

7月 1日

7月 2日
7月 6日

防衛政務官が、県と岩国市に対し、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを米軍普天間基地に配備する前に米海兵隊岩国基地に搬入する方針を伝える。
4月にモロッコで墜落事故を起こし、その事故原因も未確定のなか、米国フロリダ州での訓練中に墜落、乗員5名が負傷。
森本防衛大臣は県と岩国市に、米軍がオスプレイを岩国基地へ搬入する計画について理解を求める。
米海兵隊は、オスプレイを積載した民間輸送船が1日に米本土を出港したと発表。
社民党県連合は、県知事に、オスプレイ岩国基地搬入に反対する申し入れ。
  県知事への申し入れ内容
   1.
7月 24日予定されているオスプレイ岩国搬入について、どう対応するのか。

 

2. 県民の不安と不信を招く岩国基地へのオスプレイ搬入反対を、国及びアメリカ政府に改めて明確に申し入れること。
3. 危険極まりない低空飛行訓練は、その後、 6ルートとは別に、中国山地を飛行する「ブラウンルート」の訓練も明らかになった。こうしたことから、岩国日米協議会での確認事項は,とうてい守られず、たとえオスプレイの事故原因や構造上の安全性が確認されたとしても、将来にわたってオスプレイの受け入れについて、反対し続けること。  

7月16日 連合山口が、「7.16岩国基地オスプレイ搬入反対市民集会」を開
   

*佐々木明美代表も、「今こそ基地撤去の運動を」と連帯挨拶。
*「事故原因の究明はもとより、地元の理解を得ないまま強行しようとするオスプレイの搬入に対し、到底容認できない。その事を政府に発信し、安全確保がされないオスプレイの搬入に、反対し続ける」との集会アピールが採択された。

7月19日 岩国地区平和運動フォーラムがオスプレイ搬入反対座りこみ



 的場議長はあいさつで「政府の一連の対応は全く理解できず、不誠実。粘り強く運動を続けていく」と話した。
 地元の理解を得ないまま強行する搬入は容認できないとする宣言案も採択し、終了後に外務、防衛両省や米政府にファクスを送った。 

専門家やメディアが指摘
日米が隠すオスプレイの4つの問題点

 T.6度の墜落で36人が死亡
 U.離着陸時の騒音増大 低周波は一部地域で基準超え 
        (辺野古新基地建設に関するアセスメント評価)
 V.離着陸時に強い風圧と排気
 W.緊急時に安全な着陸ができない               
                       フォーラム平和・人権・環境の資料より




オスプレイ陸揚げ・配備阻止!7・23岩国現地大行動
      陸揚げ強行!海上で、対岸堤防で、     
                 600人が怒りのシュプレヒコール!

  写真は、戸村良人さんの「行動の写真集」より

主催者代表として大川清氏が挨拶、
服部衆議院議員など13名のオスプレイ配備反対を訴えるリレートーク

 主催者を代表して 大川清さん (住民投票の成果を活かす岩国市民の会代表) 挨拶。
 「夜コソコソと岩国に入ってきた。岩国と沖縄の問題でなく全国の問題。国民の命を無視して何が安全保障か。陸揚げされて悔しい。悲しい。今から、飛ばさせない運動を開始しなければならない。錆つかせてスクラップにして米国政府に返品させる。首相官邸前での原発再稼働反対の市民たちと同じように声を上げ続けていこう」

 次にリレートーク。トップバッターは時間を割いて駆け付けた社民党衆議院議員の服部良一さん、佐々木明美社民党県連合代表と続き13名がオスプレイ配備反対を訴えた。
  参加者は人間の鎖を作り、オスプレイに「怒」の文字を書いたチラシを掲げて「岩国から沖縄への送り込みを阻止し、欠陥機はアメリカへ送り返そう!」とシュフレヒコールを繰り返した。




 伊 波 洋 一
 元宜野湾市長

  形骸化する日米合意=守らない米軍、守らせない日本政府


 福 島 瑞 穂  社民党党首


  原発でもオスプレイでも

      「命を大事にしろ」との国民の声を無視して進める政治にNoと言いたい








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