社会新報 山口県版
    新春号(号外)  2012年1月




年頭のごあいさつ
 

     安心して生活できる社会を!
  
社会民主党党首 福島 みずほ   


   明けましておめでとうございます。
 昨年は、 3月11日に東日本大震災、福島原発事故が起こりました。今なお、多くの皆さんが避難され、また様々な思いを抱えていらっしゃいます。今年は、その皆さんの思いに寄り添いながら、様々な復興施策を力強く推し進めるとともに、脱原発への転換を着実にはかって、東日本の再生、日本の再生を実現していく年にしなければなりません。
  一方、国会では、衆参の「ねじれ」から、国会の運営は必ずしも良い方向に向かっていません。雇用や地方の再生については対策がすすまず、 2009年に政権交代を実現させた市民の思いからかけ離れた施策がすすんでいます。
  その第一が「税と社会保障の一体化改革」の問題です。社民党は、一貫して、「公平・透明・納得・連帯」の原則にのっとって、税制、社会保障政策をすすめ、所得の再配分機能を強化することが必要だと考えています。

  野田政権は、この改革によって消費税率引き上げを行なおうとしています。社民党は消費税率の引き上げに反対です。人々の生活は大変厳しい状況が続いています。労働者派遣法の改正においても、社民党が民主党、国民新党とまとめた法案から相当後退した法案が自民、公明、民主の協議によって出てきました。派遣労働者の数が増え、生活が一層不安定になっているにもかかわらず、消費税で負担が増えれば、格差をより拡大し、生活を破壊するだけです。所得税は、この 30年間高所得者の税率をフラット化してきた税率について、その最高税率を引き上げていくことが必要です。また扶養控除などの見直し、老齢控除の復活など、個人をしっかり支える見直しが必要です。
  原発についても、昨年、上関原発を止めるよう求める 100万人分の署名を経済産業省に届け、地元の皆さんとともに要請しました。現在、日本で運転されている原発は7基。これらすべてが止まっても電力需要をまかなうことはできるのです。原発事故に脅える生活ではなく、全国で再生可能エネルギーへの転換を力強く推し進めながら、雇用や生活を豊かにしていきましょう。
  憲法の問題も重要です。昨年は、衆議院、参議院ともに憲法審査会が作動しました。自民党からは、 2012 年春までに憲法改正案をまとめるという情報も出てきています。震災や原発事故を経て、生存権や幸福追求権が侵害される人々が多い中で、今こそ、憲法価値を実現する政治が必要です。
  人と人の絆を大切に、誰もが働き、安心して生活できる、将来設計ができる社会のために、今年も社民党は邁進いたします。ともにがんばりましょう。

     2012 年 元旦




年頭のごあいさつ  

   平和で安心できる政治の確立のために
  
社会民主党 山口県連合代表 山口県議会議員   佐々木 明美   
 
   昨年は、自治体議員選挙で、社民党に対し多大なご支援をいただき感謝いたします。
  あの3・11から間もなく一年を迎えようとしていますが、大震災の復旧復興は緒についたばかりであり、福島原発事故は収束のメドすらたちません。自民から民主への政権交代以降も、「原発」と「米軍基地」問題は国策として山口県民を苦しめています。
  「起こるはずが無い」といわれていた原発事故が現実に起こり、上関原発はもはや白紙撤回しかなく、たづなを緩めず反対し続けます。
  岩国基地問題について、二井知事は昨年末に「米軍住宅は認めるが、当面、在日米軍基地再編計画は容認しない」と表明し、「再編計画の容認は普天間基地移設とセットで」との矛盾した見解を述べています。
  野田政権は、TPP交渉への参加や、消費税10%への引き上げ等、国民生活を無視した政策を続出しており、とても許せるものではありません。
  社民党は、「いのちを大切にする政治」「憲法で保障された平和で安心してくらせる政治」の実現のために、尚一層頑張りぬきます。
  この一年、みなさまのご活躍とご多幸をお祈りいたします。





年頭のごあいさつ  

     ぬくもりのある地方自治を目指して、
           元気に社民党のぶれない主張を
  
社会民主党山口県連合 副代表   周南市議会議員   小林 雄二   
 
 

 あけましておめでとうございます。
 新春にあたり皆様のご健勝とご多幸を心より祈念申し上げます。
 私は、1991年の徳山市の統一地方選挙に立候補し、その後、2市2町の合併により周南市議会議員として議会活動は通算21年にならんとしています。
  この間、いろんな人と出会い、激励されたり、叱咤されたり、喜ばれたり、鋭い指摘をされたり、とそのことが私を鍛えて頂いたと心から感謝しています。

  年金制度や消費税引き上げ問題など、政権交替は何だったのかとの政治不信や失望感は、社民党の地方議員としても残念でたまりません。社民党の力不足は否めませんが、存在価値はここにありという「ぶれない主張」がこれからは本当に必要になっていくと思います。
  周南市議会は合併後の議会解散、出直し選挙という経緯もあり、統一地方選挙と時期を異にし、今年の5月27日が投票日となります。先行き不透明な情勢ではありますが、明るく元気な社民党の地方議員として力一杯頑張って行きます。今後とも相変わらずのご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い致します。






年頭のごあいさつ  

   安全で安心できる市政をめざします
  
山口市議会議員    須子 藤吉朗   
 
   皆様、明けましておめでとうございます。
 昨年は、東日本大震災が発生し多くの方々が被災されました。特に福島原発大事故は、いまだ終息のメドが立たず、原発周辺に住む方々は我が家に帰り住むこともできず、東日本全体に放射能汚染の心配が広がっています。一日も早く生活再建ができることを願っています。

 昨年末、連合山口地協が山口市政に対する要望を出しましたが、連合の推せん議員がこれに協力しました。内容は、雇用の創出、保育所の待機児童の解消、防犯灯の増設、小・中学校の耐震化、中山間地域の交通手段や有害鳥獣被害対策など、市民の身近な日常生活上の問題が多く、社民党議員として取り組んできた問題も多々ありました。
  安全で安心して生活ができる街づくりのために、がんばります。 
  本年が平穏な年であることと、皆様のご多幸をお祈りいたします。













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