社会新報 山口県版
    第99号  2010年1月


 
安全で安心できる地域社会づくりをめざし
   2010年度山口県予算編成で
             社民党が知事に要望
 山口県が2010年度予算編成作業を開始するにあたり、1月12日、社民党山口県連合と同議員団会議が合同で、「安全で安心できる地域社会づくりをめざす予算編成を行うよう」 山口県政ならびに県予算編成に対する52項目の要望を行いました。
 この要望行動は、佐々木あけみ党県連合代表(県会議員)をはじめ、須子藤吉朗山口県議員団会議議長(山口市議)など4名が参加し、二井県知事に対して直接要望書を手渡し、要点説明をおこないました。
 


二井知事に対し「県民生活本位の予算編成をおこなうよう」との要望書を手渡す佐々木明美県連合代表と須子藤吉朗議員団会議議長など

 
山口県予算編成への要望事項


1.行財政関係

地域主権に対応できる県政づくりのために、人づくり、組織づくりを一層進めること。
国の直轄事業負担金の見直しに合わせ、県事業においても市町村の見直しをおこなうこと。
                                               など 5項目
2.安全で安心できる地域社会づくり
憲法擁護、非核平和に向けた取り組みの推進。
岩国基地に関する米軍再編計画の撤回を求め、愛宕山開発計画跡地に米軍住宅等を建設させないこと。
上関原発建設計画の白紙撤回を求め、原発に頼らない上関町の地域振興計画を支援すること。
                                               など 4項目
3.いのちとくらし、安定雇用を守るために
医師不足の解消、看護師の待遇改善、助産師の育成と待遇改善を進める。
介護労働者の待遇改善と人員増加をはかること。
雇用の拡大を目指した総合的な対策を進め、県独自の公的雇用創出対策の推進をはかる。
障がい者の雇用促進を図り、法定雇用率の達成をはかること。
高齢者の雇用就労対策に努め、65歳までの雇用機会の拡大をはかる。
企業の安易なリストラ(首切り)をやめさせ、全ての労働者の雇用と労働条件を向上させる。
                                               など 7項目
4.環境破壊を防ぎ、水とみどりの保護
低酸素社会の政策づくりの一環として、公的機関への太陽光発電、新エネルギーの導入を進め、積極的な市町に助成を行うこと。
防犯灯および公共施設の照明施設のLED化を進め、補助金制度を新設すること。
今年が「国際生物多様性年」で、県も積極的に取り組み、市民参加を担保すること。
                                               など 5項目
5.行き届いた教育内容と施設の充実について
30人学級の推進と、高校進学希望者全員の入学をはかること。
学校施設の整備、老朽校舎の解消と耐震化を早急に行うこと。
学校給食に、地場産品の活用、米飯給食(米粉を含む)の完全実施を進めること。
子どもの体力と健康増進のため、校庭、園庭の芝生化に取り組むこと。
障がいを持つ子の発達権、学習権を保障し、高校進学が可能となるよう条件を整備すること。
                                               など 9項目
6.福祉・保育・医療制度の充実について
乳幼児医療費助成事業の一層の拡充を図ること。
福祉医療費助成制度の復活を図ること。
新政権の医療重視政策を的確に把握し、迅速に対応すること。
                                               など 5項目
7.治山治水、災害防止対策について
河川内に土砂の堆積や草木の繁茂による河床が浅くなり、大雨時の水害原因となっている。早期の河床掘り下げを行うこと。
道路、橋梁、ため池や公共施設の耐震性の向上と安全対策を急ぐこと。
森林保全や山間地への広葉常緑樹の植林を進め、治水対策と防災につとめること。
                                               など 5項目
8.農林水産対策について
県内の食糧自給率の向上に向けて、具体的な対策を講ずること。
農業集落機能の再構築や、機械の共同利用、農作業の協業化、農業公社などの設置を進め、担い手、後継者の育成生産性の向上を図るための積極的な指導・支援をおこなうこと。
学校給食、病院・福祉施設などへの県産米の積極的な活用を奨励し、米の消費拡大を進めること。
「空き家」活用策や、「市民農園」「田舎暮らし」を希望する人々のための対策を検討すること。
                                               など 6項目
9.土木・交通対策について
信号機などの交通安全施設の拡充を図るとともに歩車道の安全分離など、車優先の道路行政を歩行者優先に転換すること。
各自治体の進める道路整備に関連し、交通安全対策としての踏み切り拡幅改良、踏み切り両側視界確保に努めるよう、JRに特段の働きかけを行うこと。
JRに対し、駅のプラットホームと列車の段差の解消について要請すること。
交通事故率日本一の汚名返上のため、具体策を講ずること。
地方の生活バス路線など、住民の足を確保する方策を講ずること。
                                               など 6項目


社民党全国大会で佐々木明美(山口県連合)代表が
                      上関原発・岩国基地問題で発言します

  1月23日(土)24日(日)の2日間、第12回社民党定期全国大会が、東京の社会文化会館で開催されます。鳩山連立内閣発足以降初の大会であり、与党の一翼を担う社民党の方針を決定する重要な大会です。
 この大会の代議員として、山口県連合から佐々木明美代表、山下隆夫副代表、山本宏幹事長の3名が出席します。連立与党としての大会であり、鳩山総理大臣をはじめ、国民新党の代表、連合の代表など、多くの来賓の出席が予定されています。
 連立与党になったからといって、社民党の方針が変わることはありませんが、山口県連合としては上関原発・岩国基地関連問題について、従来の方針を変えることなく、社民党の主張を政府方針として取り入れるよう求める必要があります。
 そこで、中国ブロック5県を代表して、佐々木明美山口県連合代表が、「上関原発建設反対、岩国基地への米軍艦載機部隊の移駐や、愛宕山開発跡地への米軍住宅建設に反対」の方針を明確に貫くことを求める発言を行うこととしています。
 この発言および答弁内容は、2月上旬の「社会新報」に掲載されますので、ご覧下さい。


 



参院選勝利めざし
2010年新春旗開きを開催  宇部支部

参加者全員で「団結がんばろう」を三唱
 社民党にご支援を戴いている市民の方々や、労組との絆を深め合うために、社民党宇部支部の旗開きが、1月13日に宇部市総合福祉会館で開催され、党員や支援者、市民、労組、友好団体など140名の参加がありました。
 主催者を代表して佐々木代表が「昨年の総選挙で政権が交代した。社民党は「いのち」と「雇用」そして「平和」を守るために連立政権に参加した。普天間基地や岩国基地などの平和問題や国民生活が第一になる社会とするように、連立政権の中でしっかりと党の声をあげていきたい」と挨拶しました。
 社民党山口県連合を代表して山下隆夫副代表が日頃の社民党に対する支援への感謝の挨拶を行い、来賓の連合宇部地協の高畑議長より挨拶を戴き、がんばれ社民党の山田会長の音頭で乾杯。歓談に入りました。
 第2部は、教祖OBの方によるピアノ演奏で懐かしい歌声が会場に響きわたり、ユーモアたっぷりの司会による抽選会で会場が沸き上がりました。
 最後に参加者全員で「今年一年、元気で活動を続けよう」と誓い合いました。









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