社会新報 山口県版
    号外  2010年5月

 
組織の強化拡大を進め 参院選を勝利しよう!
     
=社民党山口県連合第16回定期大会を開催=

 社会民主党山口県連合は5月8日、山口市小郡ふれあいセンターにおいて第16回定期大会を開催しました。
 議長に川上和恒氏(宇部支部)を選出し、佐々木明美代表が挨拶。続いて連合山口の中野会長はじめ、4名の来賓の方々より激励の挨拶を頂きました。又、社民党中国ブロックを代表して阪本事務局長より組織拡大と参院選に向けての取り組み要請がありました。
 続いて山本幹事長より前年大会以降今日までの党務報告が、山下進幹事より2009年会計決算報告がなされ、質疑の後、それぞれ承認されました。
 午後は2010年運動方針案が提案され、活発な補強意見が出された後、予算と共に満場一致で承認されました。
 特別報告として、永年「がんばれ社民党山口の会」の会長を務められ、今年の総会で引退された山田修策氏より、安保闘争時期の思い出話などが語られ、参加者は懐かしい記憶を思い起こしました。
 大会宣言を承認の後、役員改選があり、佐々木代表をはじめ、新役員が選出されました。
 最後に山田修策氏のリードで、全員で「がんばろう」を元気よく合唱して締めくくりました。



佐々木明美 山口県連合代表挨拶 (要旨)
 いま、社民党の立ち位置がどうなるのか、内外から注目されている。
  永年続いた日本の政治を一気に変えることは困難にしても、日本にとって米軍基地が必要かどうかを根本的に考える時だ。政権合意が守れない時は、連立政権のスタート台に戻って考え直すことが大切だ。
 上関原発建設計画はなんとしてもつぶさねばならない。民主党とは方針がちがう。共闘できない。
 憲法問題は、国民投票法がスタートし、論議が始まる。本日の大会を契機に改憲阻止の運動を強めよう。
  社民党の力を強め、全力で参議院選挙を闘い、勝利しょう。

来賓挨拶(要旨)

連合山口 中野会長
 鳩山連立政権が発足し、期待をかけていたが、政治とカネ、米軍基地問題で国民の不信が渦巻いている。内閣の支持率は日増しに低下し、山口県内の民主党参議院選挙候補はまだ決まらない状況だ。決定すれば共闘をお願いしたい。

部落解放同盟山口県連合会 
     松岡委員長

 岩国基地は一日も早く撤去させたい。佐々木代表とは市議時代からの交流があり、そのバイタリティーに感服している。ますますのご発展を祈念します。
  山口県平和運動フォーラム 
      杉野副議長

 厳しい状況の中で、原則的な運動を続けておられる社民党に敬意を表します。
  上関原発建設反対運動、岩国基地反対運動などで、対県交渉では佐々木県議に先頭に立って頑張ってもらっている。
  そのためにも、来春の県議選では必勝のために応援をします。共にがんばりましょう。

がんばれ社民党山口の会 
     福田事務局長

 大会代議員が参加できない支部があることは寂しい。なんとしても参議院選挙で勝ち抜くよう、共にがんばろう。
メッセージを頂いた所
 ◆山口県労働者福祉協議会    ◆松崎孝一法律事務所
 ◆社会民主党 党首 福島みずほ  ◆社民党広島県連合 
 ◆社民党岡山県連合       ◆社民党鳥取県連合  ◆社民党島根県連合

2010年運動方針に対する補強意見
米軍基地問題
基地問題で、社民党と民主党との意見が対立した場合、即連立離脱ではなく、充分時間をかけて議論すべきだ。
5月23日の岩国大集会には、最大の動員態勢で望むべきだ。
原発問題
中電の島根原発で、多くの点検漏れが見つかった。過去にも事故隠しがあった。こうしたズサンナ体質を持つ中国電力に原発を作らせてはならない。この事を広く県民にアピールすべきだ。
民主党に「反原発」の方針を持つよう働きかけられないか。
消費電力を押さえるために、LED電球の普及促進を働きかけよ。
長距離送電線で電力を輸送するのは日本のみで、これが原発増設のスタイルとなっている。地域で必要なだけの小電力発電設備を持つように改革すべきだ。
参院選対策
参院選対策で、社民党として、キラリと光る政策なり、言葉が出せないか。専門家を交えて検討すべきだ。
福島党首はテレビによく登場するが、辻元衆議院議員を表に出せる配慮ができないか。
「比例区は社民党」よりも、地域ごとに候補を決めて取り組む方が、話を進めやすい。今からでも検討出来ないか。
在日朝鮮人への差別行為
在日朝鮮人に対する公的機関の差別的態度が見られる。朝鮮総連との連携を含め、連帯した運動が必要と思う。
農業問題で集中論議
萩市須佐地区で、農業を続けながら、農民組合づくりに励んでおられる方からの報告を受け、この運動のための補強意見が出されました。

2010年・2011年 山口県連合 役員
 


代 表
副代表
 同
幹事長
副幹事長
 同
幹 事 
 同


佐々木 明 美
小 林 雄 二
山 下 隆 夫
山 本   宏
岡 村 正 治
宮 本 輝 男
山 下   進
松 江 和 男

(宇部)
(徳山)
(下関)
(山口)
(山口)
(宇部)
(光)
(玖珂)

幹 事
 同
監 査
 同
規律委員
 同

顧 問

原 田   正
中 村 和 末
兼 近 一 男
新 田 悦 三
平 岩 泰 知柳 沢 敏 章

青 木 岩 夫


(厚狭)
(直轄)
(玖珂)
(宇部)
(下関)
(宇部)

(防府)


社民党山口県連合第16回定期大会 大会宣言 (要旨)
 永年続いた自民党中心の政治と世界的な不況が相まって、派遣労働者をはじめ、多くの労働者が職を失い、基本的生活権である住居まで奪われるという状況に陥った。
  こうした中、昨年8月の総選挙で、自民党は大敗し、第一党の民主党と社民党・国民新党が連立をくみ、与党となった。
  鳩山内閣は「コンクリートから人へ」の政策を掲げ、建設中の不要不急のダムや道路工事は中止し、各省庁ごとに「ムダ」を削減し、独立行政法人の事業仕分けが行われた。
 2010年度予算では、子ども手当の新設、高校授業料の無償化が組み込まれ、児童生徒を持つ家庭へ経済的負担が軽減された。
  しかし、前政権から引き継いだ普天間基地に関する方向づけについて、関係住民との間で大きな亀裂を生じている。結果的にみて、鳩山政権は前政権となんら変わっていないように見える。
  山口県連合は、中央の動きに連動しながらも、中央が基本政策を逸脱する部分については抗議しながら、運動を進めて来た。
  今後、政権与党としての責務を果たしながらも、党の基本政策である護憲・米軍基地撤去・生活再建・反原発を中心とする基本政策を一歩も譲ることなくがんばります。
 参院選挙において、社民党候補全員の当選を目指して闘い、来春の自治体議員選挙での全員当選を勝ち取ります。そのために、党勢を拡大し、全力でがんばり抜きます。
      2010年5月8日   
                              社会民主党山口県連合第16回定期大会 



見直せ!米軍再編 5・23岩国大集会 
        大雨の中 4000名が会場をうめる


集会の最後に「怒」の文字を書いた紙を頭上に掲げて抗議する参加者

 連帯の挨拶を送る重野幹事長
 米軍岩国基地への空母艦載機部隊の移駐計画の見直しを求める5・23集会が岩国市内の公園で開かれました。
 この集会は特定の団体の主催ではなく、前岩国市長の井原勝介氏が中心の市民団体が呼びかけた集会で、大雨の中にもかかわらず山口県内や広島などからおよそ4000名が参加しました。
 主催者を代表して井原氏より「沖縄をはじめ全国の人々と連帯し、市民の力で政治を動かそう」との 挨拶かあり、続いて沖縄県や鹿児島県の徳之島からの住民代表が、「基地の機能を強化させない。 新たな基地は作らせない為に、連帯して闘おう」との決意が述べられました。
 社民党代表として衆議院議員の重野安正幹事長が登壇し、「現在基地の沖合いに新たな大型の 滑走路を作り、ここに空母艦載機部隊を移駐させるとか、滑走路新設の為に削った山の跡地に米軍住宅を建設するなど、基地機能拡張計画に市民が強く反対することは当然のことだ。政府の普天間 基地の代替を辺野古に作ろうとする計画に、沖縄県民が強く反対するのと同じだ。力を合わせ共通 認識をもって闘いを続けよう」と連帯の挨拶を送りました。 。
 その後、岩国市内の女子高校生が、米軍機の爆音で事業中に声がかき消される体験を紹介し、「私たちは静かで安全で、一人ひとりが大切にされる街で勉強し、暮らしていきたい」と訴え、大きな拍手が起こりました。
 集会の最後に、参加者全員が「怒」の文字を書いた紙を頭上に掲げ、住民の意思を表しました。



  「反貧困 ・人が人らしく生きられる社会を」
 
    講師  元・年越し派遣村村長  
湯 浅   誠 
     「 プロフィール」
      NPO法人 自立生活 サポートセンター「もやい」 事務局長
     反貧困ネットワーク事務局長
     内閣府参与・緊急雇用対策本部 貧困・困窮者支援 チーム 事務局長
   ◎ と き  6月13日 (日)13:30より
   ◎ ところ  宇部市ときわ公園内 「ときわ湖水ホール」
                       会場整費 500円   詳しくはここをクリック  
        多数 ご来場下さい
             主催 社民党山口県連合 








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