昨年の衆参「ねじれ」のなかでの臨時国会は、「政治とカネ」をめぐる問題や尖閣問題など外交問題の紛糾に多くの時間が費やされ、国民生活に関わる数々の重要法案がたなざらしになっています。社民党は、年頭からはじまる通常国会で、政府の姿勢を厳しく追及するとともに、「生活重視」の政治を実現するため、労働者派遣法改正案をはじめ生活関連法案の成立に力を尽くします。クリーンな政治で国民の信頼を回復するよう、企業・団体献金禁止の法律の成立にも取り組みます。
また、平和憲法も堅持していかなければなりません。社民党は「武器輸出三原則」の見直しをさせないよう、政府に働きかけてきました。沖縄の普天間基地問題では、日米共同声明の撤回、基地の国外移設を粘り強く政府に求めていきます。「新しい政治」に期待を寄せた国民の声を裏切るような暴挙を許すことは出来ません。これからも、憲法改悪の策動を阻止することはもちろん、憲法の生存権をはじめ諸条項を活かしていくための努力をしていきます。今春には、四年に一度の統一自治体選挙が行われます。誰もが切り捨てられない、共に生きる社会を目指して、全国各地で奮闘している仲間がいます。多くの人々と力を合わせて、この選挙に何としても勝利し、いのちが大切にされる政治へと変えていきましょう。
2011年が皆様方にとって良い年となりますよう、心から祈念申し上げます。
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