社民党山口県連合　社会新報山口版

　みなさん、明けましておめでとうございます。
　２０１０年の年頭に当たり、祝賀と連帯のメッセージをお送りいたします。
　昨年の総選挙では、多くの方々にご支援とご協力をいただき有難うございました。
　社民党は「生活再建」を掲げて、全国各地で党のマニフェストを訴えました。大変厳しい選挙でしたが、現有勢力を確保することができ、自民公明政権に代わる新しい連立政権を打ち立てる事ができました。
　社民党は、鳩山政権の中にあって、日々さまざまな課題と取り組んでいます。とくに、社民党は自民公明政権下で進められてきた憲法改悪の動きを阻止するために奮闘してきました。鳩山政権では、この動きに歯止めがかかっていますが、今後はむしろ、憲法の諸条項を生かしていくための努力をしていかなければなりません。
　補正予算の編成では、国民生活を支援するために当初の案を増額することを図りました。

　経済状況が厳しく、税収が落ち込むなかで、歳入と歳出のバランスを考慮しながら、将来への展望を切り開くための来年度予算案作りにも全力を挙げています。予算・決算の洗い出し作業は、今後も精力的に行っていきます。
　年明け早々通常国会が始まりますが、雇用を守り暮らしを守るための生活関連法案の成立にも取り組みます。
　また、沖縄県民が強いられている軍事基地の負担を軽減し、日米地位協定の改定を図ることが大きな焦点となっています。これは、平和・軍縮へと東アジアの方向を切り替えていくための重要なステップでもあります。
　社民党は、三党の政策合意に則り、普天間基地問題の解決をめざします。地上戦が行われた沖縄は、戦後６５年目を迎えても、米軍基地の重圧に苦しんでおり、さらに辺野古に新基地を建設することには強く反対します。基地問題についての国民の関心が広がっており、「県外・国外への移設」についても、引き続き粘り強く働きかけます。
　今年７月には、参議院選挙が予定されています。この選挙に勝利し、社民党が培ってきた政策をさらに実現してまいります。
　２０１０年が皆様方にとって良い年となりますよう、心から祈念申し上げます。

年頭のごあいさつ　　

　　働く者や弱者にあたたかい政治の確立のために

社会民主党山口県連合　代表　山口県議会議員　　佐々木　あけみ　　
　

　弱者切りすて、格差と貧困を拡大させた旧自公政権への怒りの一票で、「政権交代」という「変化」を呼びおこした昨年２００９年。今年、２０１０年は、「変化」の中身が問われる年です。
　私たち社民党は、憲法理念の実現、「生活再建」を柱に、雇用対策、環境対策、外交安全保障問題などについて三党が合意し、連立政権に参画しました。政権交代は、「国が財源と権限を握って地方を従わす。地方はこれに追随する」という、国と地方のこれまでの関係を転換させる意味をもっています。
　これまでの税金の使い方、政治手法・理念・価値観など、変わって当然なのが政権交代です。
　一方で、長年続いたアメリカべったりで弱肉強食政治の旧政権の負の遺産を清算し、かつ、国政と地方政治の「ねじれ」のもとでの新政権の前途は山あり、谷ありです。

　しかし、この構造的なしがらみを断ち切ることこそ、新政権の大きな使命の一つです。
　私たち社民党は、くらしの現場で、政権交代効果を実感できるよう、憲法で保障された平和にくらせる政治、働く者や弱者にあたたかい政治の実現のためにがんばります。
　今年も、みなさまの変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

年頭のごあいさつ　　

　　社民党の前進で平和と暮らしを守る政治を

社会民主党中国ブロック協議会　議長　　金　子　哲　夫　　
　

　明けましておめでとうございます。
　昨年の総選挙では、自公政権に終止符を打ち、社民党も参加した民主党中心の連立政権を誕生させることが出来ました。
　しかし、中国ブロックの議席回復の目標を達成することができず、皆さまのご期待に応える事ができませんでした。
　厳しい情勢の中で「やっぱり社民党を」とご支援いただきました皆様にお詫びするとともに、改めて感謝申し上げます。
　今、間違いなく政治が変わったとの実感が大きく広がっています。
　しかし、一昨年来の景気後退の状況は続き、依然として回復の兆しを見せていません。
　雇用問題も深刻です。それだけに、新政権の責任も重大です。国民の生活の安心を作る政治を進めることができてこそ、社民党が連立政権に参加した意義があります。
　新年にあたり、決意を新たにしています。
　また、上関原発建設問題、岩国基地問題は、山口県だけの問題ではありません。社民党は中国ブロック全体の課題です。社民党中国ブロック協議会は、山口県民の皆様の運動としっかり連帯し、計画を撤回させるため今年も全力をあげて取り組みます。
　今年の最大の課題は、７月の参議院選挙に勝利することです。社民党の前進なくして、真の意味での平和で安心の暮らしを約束する政治を実現させることができません。
　どうか今年も社民党に変わらぬご支援を頂きますよう、心からお願い申し上げます。

年頭のごあいさつ　　

　　４月の市議選でがんばります

社会民主党山口県議員団会議　議長　　山口市議会議員　　須　子　藤吉朗　　　

　昨年は、７月の集中豪雨で、山口県内各地で莫大な被害を受けました。
　山口市においては、９８％は国の補助事業により復旧する事となり、順次工事が急を要する所から始まっており、年明けから急ピッチで工事が進む事になっています。一日でも早く復旧が進み、平穏な生活が取り戻せる事を願っています。
　山口市と旧吉敷郡の１市４町が、合併してはや４年が経過しましたが、２年半前に阿東町から合併の申し入れがあり、事務協議も済み、今年１月１６日に合併することが議決されました。
　市域は１０２３平方㎞となり、面積は県内一、人口は下関市に次いで２番目の市になりますが、７０％以上が農山村で、周辺部の農業・林業・漁業をどのように守り発展させていくのかが大きな課題です。特に中山間地域の限界集落・遊休農地の増加対策など、まった無しの状況です。
　また、山口県の陸の玄関口である新山口周辺や中心商店街対策など、政権が変わっても地方は多くの問題が山積しています。
　今年４月には、山口市議会議員選挙が行われ、再度挑戦を致します。これまでの経験を生かし、住みよい山口市のまちづくりに全力投球したいと思います。

┃